入湯税
入湯税
入湯税は、入湯施設の利用と市町村の行政サービスとの関連に着目し、鉱泉浴場所在の市町村が課する目的税です。その使途は、環境衛生施設の整備、鉱泉源の保護管理施設の整備、消防施設その他消防活動に必要な施設の整備、観光の振興(観光施設の整備を含む)に要する費用に充てることとされています。
課税免除
課税免除の範囲は、下記のとおりです。
・年齢12歳未満の者
・共同浴場又は一般公衆浴場に入湯するもの
・住民福祉の向上を図るために設置した福祉施設において入浴するもの
・修学旅行客(令和7年7月1日から)
納税義務者
鉱泉浴場の入湯客
税率
入湯税の引き上げについて
令和7年7月1日から、入湯税の税率が、下記のとおり変更になります。
入湯客の区分 |
令和7年6月30日まで |
令和7年7月1日から |
一般の宿泊客1人1泊 |
150円 |
300円 |
国際観光ホテル整備法上の登録ホテル・登録旅館以外の一般の宿泊客1人1泊 |
150円 |
150円 |
一般の日帰り客1人1日 |
80円 |
100円 |
湯治客(療養目的で7連泊以上の滞在1人1泊) |
80円 |
100円 |
修学旅行団体1人1泊 |
80円 |
0円 |
修学旅行団体日帰り1人1日 |
40円 |
0円 |
入湯税の税率改定により増収が見込まれる分(引上げ後の税率300円のうち150円に相当する額)については、「斜里町観光振興基金(仮称)」に積み立てます。
令和2年から始まった新型コロナウイルス感染症の世界的な流行や、令和4年に発生した観光船事故の影響により、観光客が大幅に減少してしまいました。世界自然遺産を有する観光地としての更なる魅力向上と受入環境の充実など、新たな投資と、それに伴う観光振興財源の確保が急務であるため、入湯税を引き上げることにしました。
ただし、国際観光ホテル整備法に基づく登録ホテル・登録旅館に該当しない施設における「一般の宿泊客1人1泊」についての入湯税の税率は、変更前と同じ150円です。
国際観光ホテル整備法に基づく登録ホテル・登録旅館について
観光庁に登録された、国際観光ホテル整備法に基づき、訪日外国人旅行者が安心して宿泊できる施設として一定のサービスレベルが保証されたホテル・旅館です。
斜里町内の登録ホテル・登録旅館
1.ルートイングランティア知床斜里駅前
(北海道斜里郡斜里町港町16番地10)
2.KITAKOBUSHI SHIRETOKO Hotel&Resort
(北海道斜里郡斜里町ウトロ東172番地)
3.ホテル知床
(北海道斜里郡斜里町ウトロ香川37番地)
4.知床第一ホテル
(北海道斜里郡斜里町ウトロ香川306番地)
5.KIKI 知床ナチュラルリゾート
(北海道斜里郡斜里町ウトロ香川192番地)
申告と納付
鉱泉浴場の経営者が、前月中の入湯客から徴収した税を翌月15日までに申告納付することになっています。
更新日:2024年12月26日