国民健康保険(国保)の仕組み
国保の制度
国民健康保険は、病気やけがをされたときに安心して医療機関を受診できるよう、みんなで保険料を出し合う相互扶助の制度です。
国保の運営
国民健康保険を運営するのは市区町村(斜里町)と北海道で、これを「保険者」といいます。そして、国民健康保険に加入する人を「被保険者」といいます。
「被保険者」の納める保険料や、国などからの補助金によって国民健康保険は運営されています。
国保に加入する人は…
日本国内に住所がある人(特定の在留資格を持つ外国人の方など、一部例外を除きます)は、いずれかの医療保険制度に加入しなければならないことになっています。
これを『国民皆保険制度』といいます。
また、勤務先の健康保険や後期高齢者医療制度に加入している方、生活保護を受けている方以外は、国保の加入者(強制加入)になります。
国民健康保険に加入するのは次の方などです。
- お店などを経営している自営業の方
- 農業や漁業などを営んでいる方
- パート、アルバイトなどで職場の健康保険に加入していない方
- 退職して職場の健康保険を脱退した方
被保険者と世帯主
国保では、大人や子どもが、一人ひとり被保険者となります。加入は世帯ごとで行い、世帯主がその届け出をし、保険料を支払う義務を負います。そして、お一人につき1枚の保険証が交付されます。
(国保加入者に必要な届出は14日以内に)
国保と保険料
保険料は国保の大切な財源です。
この財源が不足すると、私たちは国保から十分な給付が受けられなくなるおそれがあります。
保険料は納期内にきちんと納め、国保の健全な運営にご協力ください。
関連情報
保険料の決め方
北海道全体の医療費をもとに各市町村が道に納付する納付金と町が実施する保険事業費から町が受け取る補助金を差し引いた額が保険料の総額として決められます。
保険料についての詳しい説明は下記リンクをご覧ください。
国保の給付制度
国民健康保険では、他の健康保険と同様にさまざまな給付制度があります。
療養の給付 | 病気やけがをしたとき、医療機関の窓口で医療費の一部(一部負担金)を支払うだけで診療等を受けることができます。 |
---|---|
療養費の支給 | 急病などやむを得ない事情で保険が使えなかったときや、コルセットなど治療用装具を作ったときは、申請をし認定されれば保険適用分が払い戻されます。 |
出産育児一時金 | 国保に加入されている方が出産された場合、出産育児一時金が支給されます。 |
葬祭費 | 国保に加入されている方が亡くなった場合、葬祭費が支給されます。 |
高額療養費 | 医療費の一部負担金が高額になったときは、申請をし認定されれば自己負担額限度額を超えた分が払い戻されます。 |
関連情報
特定健診
国民健康保険では、「特定健康診査」および「特定保健指導」を実施しています。
特定健診は、メタボリックシンドロームを中心とした生活習慣病を予防・改善するための健診です。
自分の健康状態を知って、生活習慣を見直すためのよい機会といえます。ぜひ、毎年受けて、結果をあなたの健康にお役立てください。
詳しくは、特定健診のページへ
更新日:2021年10月01日