認知症とは?どんな症状があるの?
認知症とは?
様々な原因により脳の一部の機能が低下することにより、日常生活や社会生活が送れない状態をいいます。
予防と早期発見が大切です。
(注意)「若年性認知症」とは65歳未満で発症する認知症のことです。
家計を支える働き盛りの世代に起こるため、本人や家族にとって経済的にも精神的にも負担が大きくなります。
どんな症状があるの?
認知症には「機能低下」と「行動・心理症状」の2つの症状があります。
「認知機能の低下」とは、脳の神経細胞が壊れるなどによって生じる障害を指します。
●記憶障害
新しいことが覚えられない。直前に聞いたことを忘れてしまう。昔の出来事は覚えていることが多い。
●見当識障害
時間・年月日・場所など、現在自身がおかれている状況把握が難しくなる。
●実行機能障害
物事の段取りを整えたり、効率よく行動することが難しくなる。
●言語障害(失語)
音は聞こえているが言葉として理解したり、自分の言葉で表現することが難しくなる。
●失行・失認
運動障害がないのに、日常的に行ってきた動作や操作ができなくなる(失行)。
自身の状態や物との位置関係、さらには物自体を認識できなくなる(失認)。
「行動・心理症状」とは、本人の性格や周囲の環境、人間関係など様々な要因が作用して生じる症状を指します。
●抑うつ
気分の落ち込みや意欲の低下、無反応の状態。
●徘徊
他者には分からないが、本人には理由があり絶えず歩き回る状態。
●幻覚
実際に見えないものが見える「幻視」と、聞こえないはずの音が聞こえる「幻聴」。
●暴力・暴言
意志表現が難しくなったり脳の機能低下で感情が抑えられなくなったりすると、もどかしさや不安が暴力や暴言になる。
●睡眠障害
睡眠のリズムが崩れやすくなり、入眠困難、中途覚醒、昼夜逆転などの状態が生じる。
●妄想
もの盗られ妄想のように、何か大事なものが盗られると訴える症状。
●介護拒否
介護される意味が分からず、着替え・入浴・食事・排泄介助を嫌がったりするようになる。
●その他
失禁・弄便・異食・帰宅願望など。
この記事に関するお問い合わせ先
民生部 地域福祉課 地域支援係
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更新日:2023年10月31日